最近スーパーに行くと、紅あずま以外のサツマイモの品種が沢山売られています。今シーズンはいろいろな干し芋を自作してきましたが、安納芋はまだ作った事がなかったので購入。前から保存していた隼人芋(はやといも)、紅あずまで干し芋を作って食べ比べてみました。
前回は、隼人芋(はやといも)、紅はるか、紅あずまで作ったのでそちらも参照して頂ければ思います。
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目次
安納芋とは
第二次世界大戦後にスマトラ島北部のセルダンから兵隊さんが持ち帰った1個の芋を種子島で栽培しはじめたのが安納いもの始まりだと言われており、種子島の特産品として知られるさつまいもです。ねっとりとした甘さが特徴のサツマイモで、紅あずまと比べて小さくて丸みがかっているのが特徴です。
安納紅と安納こがねは登録品種苗として種子島でのみ栽培されておりますが、安納芋は種子島産以外の物も流通しています。
隼人芋(はやといも)とは
隼人芋は鹿児島県で作られてきた在来種で、カロテンを多く含んでいるため肉色がオレンジがかっているため別名「にんじん芋」とも呼ばれています。
芋を蒸かして干す
干し芋の作り方は、いつもと同じ【簡単】干し芋の作り方レシピと同じ方法で作りました。
手前が「紅あずま」真ん中が「安納」、奥が「隼人芋」です。
これで2時間ほど蒸すとこうなります。
蒸かした直後の安納芋を食べてみると、なるほど甘い。しかし最近紅はるかを食べているので、まあこれくらいの甘さかと思ってしまいました。恐るべし紅はるかの甘み。ちょっと前まで一番甘い芋は安納芋と言われていた気が...しかし紅はるかは甘すぎるるので、蒸かした直後に食べる芋の甘さはこれくらいが丁度いいかもしれません。
そして、適度に間隔を開けて1週間ほど天日干しします。
安納芋、隼人芋(はやといも)、紅あずまの食レポ
出来た干し芋がこちら。
左から紅あずま、隼人芋、安納芋です。
安納芋
食べてみると、玉豊より甘いがそれほど美味しくも...そもそも固すぎです。ちょうど1週間でしたが干し過ぎました。失敗です。蒸かした直後に若干この芋は水分が少ないかな?と思っていたので、早めに取り込んでおけばよかったです。
隼人芋
今回は、前回より少し厚めに切って干してみたんですが、ぐっと甘味が増しました。より人参芋と感じられる味だと思います。前回より甘みが増したのは、少し長めに芋を保存して熟成させたからなのか分かりませんが、次回はもう少し厚めに切ってみようと思います。
紅あずま
前回作った紅あずまの干し芋が最高の出来だったんですが、今回は芋の風味は増したけれど甘みが少ない気がしました。これは、芋の個体の差な気がします。といっても美味い出来栄えでした。
芋男の評価
隼人芋は、一般向けにあまり販売されていないので作りがいがあります。
安納芋
隼人芋
紅あずま