みなさん美味しいサツマイモを食べていますか?
関東のスーパーに売られているサツマイモといえば紅あずまが定番ですが最近は安納芋、紅はるか、鳴門金時などいろいろなサツマイモが売られています。安納芋は鹿児島県、紅はるかは茨城県、鳴門金時は徳島県で主に生産されています。
しかしサツマイモは薩摩芋なので薩摩の国、鹿児島県が生産量1位です。干し芋は茨城県が1位ですが、純粋にサツマイモの生産量でいえば鹿児島県がトップなのです。
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サツマイモ購入場所
2018年(平成30年)さつまいも生産量、都道府県ランキング
有楽町、銀座にある鹿児島県のアンテナショップ、かごしま遊楽館に行くと1年中いろいろな種類のサツマイモが売られています。
かごしま遊楽館へのアクセス方法はこちら
鹿児島県で有名なサツマイモといえば安納芋です。安納芋は種子島で栽培された芋以外は、「安納芋」いう名前をつけさせないように取り組んでいるので、基本的には種子島産以外の安納芋は市場では売れれていません。よって安納芋系のサツマイモやいも焼酎の原材料として利用されている黄金千貫、紅さつまなどをかごしま遊楽館ではよく見かけます。
今回12月8日に訪問して棚にあった芋は以下の6種類です。ちなみにこの中では、水分量が少ないホクホク系の紅さつま、黄金千貫は干し芋に向いて無いので焼き芋や蒸かし芋で食べてください。
安納紅
安納芋から選抜固定した品種で、皮が赤紫色で果肉はオレンジのサツマイモです。安納芋から選抜されただけあり、安納芋より甘味が強く粘質性で水分が多く焼くとねっとりとした食感が特徴です。
安納黄金(安納もみじ)
安納芋の変異個体を選抜して育成した品種で、皮の色が淡黄色で果肉はオレンジのサツマイモです。こちらも安納芋より甘味が強く粘質性で水分が多いです。
紅さつま
紅さつまは、関西で主流な高系14号系統のさつまいもで皮の色が紅赤(エンジ)色、果肉は白っぽい黄色で、紅あずまより薄い色です。徳島県の鳴門金時、石川県の五郎島金時の味に近く甘味が強いです。芋焼酎の原料としても使われます。
黄金千貫
黄金千貫は、皮が黄金色というか白っぽいサツマイモです。栗のようなホクホクとした食感が特徴で、芋けんぴの材料として利用されます。こちらも芋焼酎の原料としても使われます。
紅はるか
品種の中でも最も糖度が高いサツマイモです。果肉の色は黄白色でやや粉質、加熱するとしっとりとした食感に成ります。
糖度が高く、水分量が多いので干し芋に最適の芋です。昔は干し芋の原料は玉豊と相場が決まっていましたが、今では殆どの干し芋が紅はるかで作られています。
シルクスイート
紅はるかとならんで糖度が高いサツマイモです。こちらは舌触りがシルクのようだということでシルクスイートと名付けられたので、ねっとり舌にまとわりつく甘さが特徴です。濃い紅色の皮に、果肉の色はクリーム色をしています。
まとめ
サツマイモといっても品種によって特徴が違います。糖度で言ったら紅はるかが一番ですが、甘味の質がそれぞれことなります。数品種同時に買って味比べをしてみては如何でしょうか?